【書評】「配色デザイン見本帳」を読むと色の仕組みが分かる
チャルゲです.
みなさんは色のセンスありますか?
色のセンスってすごくあいまいなものだと思うのですが,ある人とない人ってはっきり分かれます.
ちなみに僕は色のセンスはないため,よく困っているのですが,ある本に出会ってからは以前よりも苦手意識はなくなりました.
そんな僕のおすすめの本である「配色デザイン見本帳」について今回は紹介したいと思います.
配色デザイン見本帳とは?
配色デザイン見本帳は良い配色とはどんな配色かを,本丸々使って解説してくれる配色指南書です.
僕がインターン先で商品のデザインをするとき,配色の参考にするため購入しました.
内容
3つのチャプターがあり
- 色の基本知識
- 配色の基本
- 配色の実践
という構成となっています.
色の基本知識
チャプター1では色の仕組みやPhotoshopやillustratorで色を編集するときに必須なRGBとCMYKについて書かれています.
RGBはコンピュータのモニタに表示するためのカラーモード,CMYKは印刷物で色を表現するためのカラーモードです.
シアンとかマゼンタとか聞いたことありませんか?
あれです.
配色の基本
チャプター2では暖色や寒色,グラデーションから明度まで幅広く配色について書かれています.
まさに配色の基本ですね.
それぞれの基礎要素についてどのように考えているかを丁寧に解説しているので,配色に関して初心者でも非常に分かりやすいです.
配色の実践
この本の真骨頂はこのチャプターです.
このチャプターでは配色の具体例がこれでもかというほど載っています.
いくら配色の基本がチャプター2で解説されても見本がなければ配色なんて考えられません.
チャプター2でセンスの良い配色を作れるならそもそもこの本を買う必要がないですから.
掲載されている配色の実践としていくつか例を挙げると
- レトロな昭和モダン配色
- グラマラスなコントラスト配色
- 花色のほっこり配色
- 羊毛フェルトのやわらか配色
- etc...
などです.
全部で54もの配色の実践が掲載されているので,ほぼ確実に自分が目指している配色を見つけ出すことができます.
しかも,その配色がCMYKカラーモードとRGBカラーモードのどちらでも表現されているのでPhotoshopやillustratorで色を再現するのが非常に簡単です.
これは僕自身めちゃくちゃ役に立ちました.
どう役に立つのか?
自分の目指している配色をチャプター3の配色の実践で探したり,センス養成のため暇なときに眺めたりして使っていました.
インターン先に色彩検定の資格を持っている先輩社員がいたのですが,大学生のときはこの本を読んで色彩検定に備えたとおっしゃっていました.
色の勉強には必須の本だともおっしゃっていました.
その社員さんが使っていた7年ほど前から内容も新しくなって,時代に合うように書き直されていると驚いてもいたので,配色が古いという心配もあまりなさそうです.
まとめ
僕が,インターン先でのデザインで非常に役に立った本である「配色デザイン見本帳」について紹介しました.
僕はデザインが超苦手なのですが,これを読んでデザインしたおかげでデザイン案を無事会議に通すことができました(笑)
配色・デザインに困ったらこの本一択です!
ぜひ,買うなり借りるなりして使ってみてください!