チャルゲの視点

航空宇宙工学を学んで,畑違いの営業マンになった男が日々思うことをつぶやきます.

【航空宇宙工学院試情報】航空宇宙工学科の院試の出題傾向について紹介する

チャルゲです.

大学院入試って大学入試と違って勉強ツールがなかったりブラックボックスなことが多くてすごく不安ですよね。特に僕が在籍していたような航空宇宙工学科だと過去問とかもいまいちよく分からないしどうしよう!ってなると思います(笑)(実際、僕がそうなりました。)

そこで今回は、航空宇宙工学科の院試について詳しく紹介していきたいと思います.

f:id:uwithcharge:20190430132451j:plain

院試とは?

そもそも院試とは、大学院入学試験のことです。(名前見ても当たり前ですが)

大学院に入学するときにも試験というのは必要で、大学4年間の勉強内容から出題されます。

大学によって異なりますが、概ね7月から8月に試験が行われて、一週間後に合否発表という流れになります。

大学受験と違い、試験日程が各大学によってバラバラなので併願する人が結構います。

www.blog-of-charge.com

大学受験との違い

大学入試との大きな違いは次の2点です。

①過去問が手に入りにくい

②試験準備期間が短め

それぞれ解説していきたいと思います。

過去問が手に入りにくい

f:id:uwithcharge:20200208113336j:plain

これが一番きついです。

大学入試なら、赤本のように過去問まとめと解答があるのですが、大学院試ではそれがありません。受験者数が少ないので、大学ごとに出版しても利益があがりませんからね。当然っちゃ当然です(笑)

ただ、実は過去問集出てるんですよね(笑)

この本は僕の友達たちも使っていました。自分の受験する大学以外の過去問が多いことは多いですが、数学と物理の基本的な考え方は身に付きます。

そして、おすすめの勉強法は過去問と院試問題集の二刀流です。

過去問をある程度サラサラって解いてしまって自分が苦手な部分を補強していく。要は大学入試と勉強法変わらないんですよ(笑)ただ、塾とかがないだけ。

演習を上に紹介した黄色い本でやるイメージです。

1冊で足りないなら物理に特化した本や数学に特化した本もあるので、それで補ったらいいと思います。

ただここで問題なのが二刀流するにせよしないにしろ、受験者はみんな自分の手で過去問をゲットしなくてはならないという点。

方法としては

ⅰ)先輩・友達にもらう

ⅱ)直接行きたい研究室に行ってもらう

ⅲ)ネットからゲットする

の主に3つです。

先輩からもらえることが多いのですが、場合によっては先輩がいないなどの原因でゲットできないことがあります。

そのときは直接行きたい研究室を訪問するのですが、これが遠いときつい。

遠い場合は新幹線や飛行機を使って行かなくてはならないので、お金がかかります。

お金がない大学生にとっては非常に痛い出費となります。

ⅱまでして、入手できない場合はほぼないですが、行く時間がないだとネットからゲットするしかありません。最近だと、Twitterなどで案外載ってたりするので、確認を忘れてはいけません。

twitter.com

試験準備期間が短め

f:id:uwithcharge:20200208113152j:plain

これはその人の心がけ次第なのですが、基本大学院試に向けて勉強を開始し始めるのは4年生の4月付近です。つまり、試験までの期間が短い場合だと3か月しかありません。大学入試でいうと、11月くらいから受験勉強を始めるみたいなもんです。そりゃきついです。

もっと早くから勉強すればいいじゃんという意見は多く聞くのですが、それは当事者になってない人の戯言でしかありません。4年生になるまでは勉強するはずがありません。いろんな誘惑や、今でしかできないことがたくさんあるのに、院試勉強に時間を使うなんてもったいなすぎます。

ほとんどの人が院試勉強できないという、主観的事実から試験準備期間が短いということも大きな違いと言えそうです。

その分、早く始めたら圧倒的に有利ですけどね。

航空宇宙工学科の院試

ここまでは院試の一般論について述べてきました。次に、航空宇宙工学科の院試について述べたいと思います。
これは前から言っていることで、繰り返しになるのですが、航空宇宙工学も機械工学の一分野であるため試験内容はあまり変わりません。

4力学と呼ばれる流体力学、機械力学、熱力学、材料力学から出題されます。また、これらの物理学に必要な数学が試験問題に出題されます。これはどこの大学院試でも同じです。

www.blog-of-charge.com

これらは機械工学と同じなので、航空だけでなく機械系の問題を勉強するのもかなり参考になります。

加えて、英語の試験が実施されますが、これはTOEICで代替する人がほとんどです。もしTOEICで代替しないと、英語の試験を数学・物理学の試験に加えて受けないといけなくなるので当然ですよね(笑)

ちなみに、TOEICの点数は600点を超せば十分です。

なぜかというと、TOEICの点数を英語の点数として換算するときに、ある点数を超えるとほとんど換算点数が上がらないようになっているからです。

次のような感じですかね。教授から詳しい換算表まではもらっていませんが、そういう話を聞いたので、信頼性は高いと思います。

TOEIC400点→英語70/100

TOEIC500点→英語80/100

TOEIC600点→英語90/100

TOEIC700点→英語95/100

TOEIC800点以上→英語100/100扱い

ぶっちゃけ、数学・物理でほぼ決まるので、英語を頑張るのはコスパ悪いんですよね。ほどほどにして、数学と物理に集中しましょう。

ただ、東京大学大学院の場合は、当日に英語試験を受けなければならないので、受ける場合は気を付けなければいけません。

最後に面接がありますが、これは意思確認でしかないのであまり重要ではありません。よっぽど変な受け答えをしない限り大丈夫です。

まとめ

ちょうど、院試シーズンに入ってきたので、航空宇宙工学の院試について書きました。と言っても、英語の点数しか詳しく書いていませんが(笑)

数学と物理は機械工学と同じなので、あまりコメントすることもありません。

他にも航空関係の記事を書いているので、ぜひ読んでみてください。

www.blog-of-charge.com

www.blog-of-charge.com

www.blog-of-charge.com

www.blog-of-charge.com

www.blog-of-charge.com