チャルゲの視点

航空宇宙工学を学んで,畑違いの営業マンになった男が日々思うことをつぶやきます.

塾バイトを避けるのは逃げなのか

チャルゲです.

みなさんはバイトをしたことはありますか?

したことがある場合は何のバイトでしょうか?

居酒屋?カフェ?引っ越し?

いろいろありますよね.

僕はスーパーのバイトをメインにやっているのですが,あるバイトはやらないと決めています.

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それが塾バイトです.

塾バイトをやらない理由は後述するのですが,同じ研究室の同学年にその姿勢は逃げであると言われ,正直かなりその取り決めに迷いが生じました.

むしろポリシーに反論され,傷付いたという方が近いかもしれません.

その内容についての考察を今回はしてみたいと思います.

考え始めたきっかけ

先日食堂でご飯を食べているときに何のバイトをしているかという話になりました.

そこで僕はスーパーのバイトをしているが,塾バイトはやる気はないということを話しました.

その発言に対して,研究室の同学年の奴にその姿勢は逃げているだけだろうと言われました.

僕は自分の中で明確な基準をもって塾バイトを避けていたのですが,なぜかその発言に内心動揺しました.

そこで,もう一度塾バイトをしない理由,さらには塾バイトを避けるのは逃げなのかということについて考えてみたいと思いました.

僕が塾バイトをしない理由

僕が塾バイトをしない理由は,生徒の未来に責任を持てないからです.

最近は少しずつ変わりつつありますが,まだまだ日本は学歴社会です.

進学した大学のレベルで,人生の少なくない部分が決まると言っても過言ではありません.

それを多くの人が分かっているからこそ塾というサービスはありますし,人によっては浪人という選択肢も取るのだろうと思います.

生徒の未来の重要な部分を決定づけるであろう塾講師というバイトは,その生徒の未来を預かる役割を担うという認識だったので,そのような責任を負うことができないと考え,避けてきました.

塾バイトを避けるのは逃げなのか

彼の意見は責任が持てないからしないというのは逃げであるというものでした.

これは正しいと思います.

塾バイトは,たとえ生徒の未来を預かっているものだとしても、責任感を持ってやりとげる覚悟があれば十分務まるものであるからです.

実際に生徒の成績を上げて,志望校に導く学生塾講師は多くいます.

生徒と良好な関係を築いて,長く続く付き合いになる塾講師も多くいます.

そんな講師になれるよう努力するということから逃げたという面で,彼の意見は正しいと思います.

塾バイトをするかもう一度考えてみた

言われてから一週間ほど考えたのですが,やはり僕は塾バイトは自分の身に余ると結論付けました.

その理由は自分には覚悟がないと感じたからです.

生徒の成績を上げるように教えるということは,訓練すれば誰にでもある程度できるようなことと思います.

しかし,それには時間がかかります

毎回生徒に違う内容を教えるわけですから毎回予習がいるはずですし,勉強をしたがらない生徒にもうまく勉強できるように指導しなければなりません.

このようなことを成し遂げるには時間が必要です.

その時間を捻出する覚悟が僕にはありません.

今こそ4回生で時間に追われてはいませんが,課題があれば僕はそれを優先しただろうし,留学があればそれを優先し,生徒を放り出したと思います.

僕は自分のやりたいことをやりたいからです.

自分のやりたいことを犠牲にしてまで,他人のために動けない

僕はそのような人間であるため,塾講師には向いていないと思います.

まとめ

考え直してみましたが,やはり塾バイトは僕の身に余るものであると思いました.

塾バイトに必要なはずの生徒のために自らの時間を使うという行為ができないからというのがその理由です.

もちろんこれは僕の結論なので,他の方々がどう思うのかにも非常に興味があります(笑)

そのような自分の曖昧だった本質に気付かせてくれた彼の一言は,有意義であったと感じます.(実は動揺しただけでなく,かなりイラっときたけど)

加えてもう一度きちんと自分の判断の理由を自分と対話して,導き出すことができたのは良い経験になりました.

もっとポリシーははっきり持っとかないといけないなとも思いましたが(笑)

今,僕ははっきり言うことができます.

もう一度大学生活をやり直せるとしても塾バイトはしないと.