【書評】「究極の男磨き道 ナンパ ~コミュ障引きこもりがストリートに立った日~」が良書過ぎた
チャルゲです。
いきなりですが,皆さんはナンパをしたことがありますか?
今日紹介する本は,零時レイさん著のナンパをテーマとした本
究極の男磨き道 ナンパ
です.
ナンパとは?
Wikipediaによると
ナンパとは,面識ない者に対して、公共の場で会話、遊びに誘う行為。
だそうです.
皆さんもありませんか?街中歩いていて,あの子可愛いなあ,友達になりたいな,あわよくば彼女になってくれないかな,なんてこと.
僕はあります.よくあります.
その男子なら誰もが持つであろう願望をかなえてくれる方法,それがナンパです.
でもそれっていわゆる陽キャの人たちが行うイメージですよね。それを10年くらい引きこもりでコミュ障だった零時レイさんが一念発起して初め、どんどん成長していくというお話です。
序盤の構成
筆者は30歳を過ぎても親のすねをかじって生きているコミュ障引きこもりでした.
しかし,一念発起してコミュ障克服のために,見知らぬ人にあいさつをするという行為に出ます.
まあ,この時点でこいつなかなかやるなって話なんですが(笑)
その後,あいさつトレーニングを続けていくうちに筆者は出会ってしまうんです.
ナンパと
筆者が友人と飲んでいるときに,その友人が慣れた様子で女性に声をかけ仲良くなったのです.
今まで赤の他人だった女性と短時間で関係性を構築し,豊かな時間を創り出す.
その可能性に筆者はのめり込むことになります.
筆者の飛躍
ナンパにのめり込んだ筆者は,Twitterで先輩ナンパ師との合流やナンパサークルへの加入,一人でのストリートへの出撃などを経て急激に力を付けていきます.
そして人生初のストリートナンパからの番ゲ、ストリートナンパからの即など以前では考えられないような成果を出していきます。
※本を読んでいると筆者の成長に驚くのですが,筆者によると本の内容はナンパの奥深さのほんの入り口部分でしかないらしいです.
年下の小娘にバカにされたり,誰もが振り向く美人ホステスと仲良くなったりしながら筆者のナンパ師としての力はどんどん上がっていきます.
何がおすすめなのか
本の概要は上のような感じなのですが,これではただのあらすじなので僕の感じた面白さについて語りたいと思います.
この本の面白さを一言で表すと心の弱さとの対峙であると言えます.
見知らぬ女の人に声をかけるには非常に勇気が必要です.
しかも,100人声掛けたら90人、いやもっと多くの人に無視されるでしょうね.
女性というのは興味がない相手に対しては驚くほど冷たいです.
そのような自分に対して冷たい,全く関係性のない女性とその場で関係性を構築することがどれほど難しいか!
実は僕もやってみたんですが,関係性を構築するどころか声を掛けることすらできませんでした(笑)
弱りそうな心ととことん向き合う.これがナンパです.
こんな心に負担がかかることを続けていれば,間違いなく心が強くなります.堂々とした態度を身に付けることができます.
よく中学,高校のとき少し悪いやつの方がモテてたじゃないですか.
あれって堂々としてるからなんですね.
堂々としている自信に満ちている態度に女性は魅力を感じるんです.
なぜなら,自分を守ってくれると思えるからです.
まとめ
ナンパをしていくことでしか気付けない人生の重要な対人スキルを身に付ける主人公の成長ストーリー.そして,語り口が素人だからこそ感じる溢れるほどの臨場感.
これがこの本の醍醐味です.
僕が今まで読んだ本の中で間違いなくトップ10に入ります.
軽いチャラい行動ではない,ナンパの本当の姿がそこにはあります.
読み物として,ぜひおすすめしたい一冊です.
また、2019年にも一冊本を出しておりそちらも面白かったのでぜひ一度目を通してみてください。